常陸太田の見どころ
旧制太田中学校の講堂
県立太田第一高等学校の講堂は、明治37年に旧太田中学校のとして建築されたものです。講堂は、桁行き20.9m、梁間14.5m、正面に車寄せを設けた瓦葺き屋根の洋風建築で、旧県立商業学校本館や旧土浦中学校本館なども手掛けた、茨城県の技師・駒杵勤治によって設計され、ゴシック、ロココ様式を基調とし、当時流行していたスティックスタイル(木骨様式)を取り入れてあり、内部には、校章の掘られた演台やエンタシス柱、コリント風の柱頭飾りなどが施されています。この様式の建築物が当時のまま現存しているのは稀少で、当時の建築技術の高さや面影を今に伝える重要な建築物として、昭和51年に国の重要文化財に指定されました。なお、毎年秋には、太田一高が所蔵する書画など、貴著な資料とともに一般公開が行われています。
※常陸太田市観光物産協会公式HPより
竜神峡
茨城百景の一つに数えられている名勝。
山田川の支流である竜神川が,十数キロメートルにわたる原生林を,長い時間をかけて浸食して造りだしたV字形の峡谷です。切り立った岩場を流れる清流に沿って歩いていくと,数多くの滝や淵,瀬などを目にすることができます。その見事な景観は「関東の耶馬渓」と呼ばれ,黒部渓谷に似ているとも言われているほど。流れゆく水音と古くからの植生を残す原生林は,自然の魅力と素晴らしさを今に伝える貴重な自然遺産。代表的な淵は,峡谷のほぼ中央に位置する亀ヶ淵。
自然も豊富で冬はバードウォッチング,春から秋にかけては小鳥の声を聞きながらの自然散策に最適。遊歩道も整備されていて春のツツジから秋の紅葉まで楽しめます。※市公式HPより
生田の大滝
国道349号にある「生田の大滝入口」標識から国道を離れて5分位走ると、生田の大滝の駐車スペースに到着します。道幅は狭く、途中からすれ違い困難なダートな道になるので運転に注意が必要です。生田の大滝へは、駐車スペースから遊歩道を10分位歩くと到着します。遊歩道は問題なく歩くことが出来ますが、途中落石のある箇所があるので少し注意が必要です。(平成24年10月13日現在)※滝と渓谷より
横川の下滝
横川鉱泉の近くを流れる天竜川にある滝で、別名「湯平の大滝」とも呼ばれています。2段に分かれて流れ落ちるのが特徴的。
落差は18mと大きさはやや小さいながらも、幅が7mほどあり、水量も多いので迫力満点です。国道461号沿いにあるのでアクセスが容易なうえ、見学者用の階段や見学スペースも設けられています。
ただし、入口が少々わかりにくく、看板なども無いので、見落としてしまわないように注意しましょう。
※説明文写真とも常陸太田市観光物産協会より
亀が淵
竜神峡の代表的な淵の一つで、峡谷のほぼ中央に位置しています。古い滝壺が変化してできたというこの淵には、「淵の底は大子町の上小川の鰐ヶ淵に通じている」とか、「淵の水は日立市の水木地区にある泉が森に吹き出している」などといった言い伝えが残っています。
周囲には休憩を取れるスペースがあるので、散策途中の一休みにおすすめ。岩場から流れ落ちる水がしぶきを上げる様子をゆっくりと眺めながら、自然を満喫するとともに、周囲に漂うどこか神秘的な雰囲気を感じてください。ハイキングコースのひとつである竜神ダムから遊歩道を歩き、亀ヶ淵で休みをとって、山道を登って武生神社へむかう散策コースがおすすめ。春の新緑や、秋の紅葉はすばらしい眺めです。※常陸太田市観光物産協会より
根岸のため池
常陸太田市立里美中学校の北側に、四季折々の風景が楽しめる「根岸のため池」があります。澄んだ池の中には、メダカやフナが泳ぐ姿が見られます。
※さとみ物語より
常陸太田市立里美中学校の北側に、四季折々の風景が楽しめる「根岸のため池」があります。
澄んだ池の中には、メダカやフナが泳ぐ姿が見られ、一番の見頃である6~7月には、睡蓮のピンクと白の彩りが鮮やかに添えられます。
各地域からカメラを片手に、ベストショットを狙って様々な方が訪れるインスタ映えスポットになっています。
この時期にしか観られない景色を眺めに来てみませんか。
※説明文写真とも常陸太田市観光物産協会様より
明治42(1909)年1月,日立製作所の前身である久原鉱業所日立鉱山によって建設された水力発電所の変電施設。その後,明治44(1911)年の春に「茨城の電気王」と呼ばれた前島平が設立した茨城電気(後の東京電力)が町屋発電所を買い取りました。旧太田町などで初めて電灯が灯ったのは同年の11月28日,町屋の人々は「電気見たけりゃ町屋へ行け」と偉大な町のシンボルを誇ったといいます。煉瓦造りで切妻屋根の建物と寄棟屋根の建物がつながった外観が特徴のこの変電施設は,町屋発電所から送られてきた電力をフランス製と見られる三相の碍子から取り入れ,各地に送電していました。
昭和31(1956)年まで変電所として機能した後は,地域の集会所として利用され,現在は地区の保存会によって周辺整備が進められています。
市公式HP
江戸後期から蔵に伝わる独自の製法を保ちながら、風味のある醤油常陸太田市にある江戸末期に建てられたしょうゆ店の建物が、新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。国の登録有形文化財は、建てられてから50年以上たった歴史的に貴重な建造物を登録し、保存を後押しするものです。
県内で新たに登録されることになったのは、常陸太田市にある「立川醤油店店舗及び主屋」で、江戸時代の末期に建てられ、現在もしょうゆ店として使われています。市によりますと、店舗部分は「切妻造」と呼ばれる三角の屋根が特徴の木造2階建てです。通りに面して間口が広い作りになっていて、通りの景観に重要な存在となっています。
また、店舗の奥にある「主屋」も、同じく切妻造の木造2階建てです。
これで県内にある国の登録有形文化財の建造物は297件になります。建物が国の登録有形文化財に登録されることについて、立川醤油店の代表の立川久泰さんは「非常にうれしく思っています。常陸太田には風情がある古い建物が多くあるので、建物のよさを感じてもらい、地域をもりあげるきっかけになればと思います」と話していました。※NHKニュースより
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